施工事例

元々、北新地の高級焼鳥店で修行していた施主が満を持して新規出店した「焼鳥 松岡」は大阪市内の比較的中心に位置する上本町のメインストリートから少し離れた住宅街の一角にひっそりと佇んでいる高級焼鳥店である。
施主が海外に住んでいた経験から、英語を話せるので、これからのインバウンド再開に向けて海外の方もターゲットにできるよう「日本」を感じとれるデザインにしたいという施主の要望から、店内の表層やファサードはわかりやすく「和」を感じられる構成とした。
鶏を焼くライブ感を味わっていただくために、基本的な厨房設備はバックヤードとして扱い焼き台をステージのように店の中心に配置し、それを取り囲むようにカウンター席が並んでいる。
落ち着いた雰囲気の店内には抽象画が飾られ、Lo-Fiな音楽を流し、「和」と調和した違和感がなんとも心地よい空間を生み出している。