住と商の狭間で
場所は大阪の東淀川区、駅から徒歩10分程度の国道沿いに三階建ての新築の計画である。長年営業していた既存店舗からの移転にあたり、一階を店舗とし、上階は住宅として施主が使用する。
設計にあたり、「住宅感を消したい」との要望を叶えるべく住宅の玄関は二階に設け、ファサード部分に縦長の大きな看板を配置し、店舗を大きく魅せるように計画した。常連客、周辺住民の家族層がターゲットとのことだったので、内部はくつろげる空間として座敷の席を配置、また既存の常連客が来やすいようにと、元の店舗にもあったカウンター席を設た。シンプルに構成した内装は敷居の高くなりすぎない程度の高級感を持たせる素材使いをした。これからも地元に愛されるお店になることを心から願っている。
竣工日
- 2020.〇
所在地
- 大阪府西淀川
坪数
- 61坪
設計期間
- 2020.04-2021.03
工事期間
- 2021.04-2021.11
担当者
- 田中